CSVと社会貢献活動

CSV ~Creating Shared Value~
私たちは様々な商材を通じて各分野でCSV活動に取り組んでいます。

樋口商会では取り扱っている様々な商材を通じて、幅広い分野で安全性や生産性の向上、自然環境の保全、また、患者さまのQOL向上の一翼を担っています。

化学品製造現場の安全性と生産性向上に役立てられています

医薬品や化学品の製造現場では毒性の高い製品の取り扱いや、火災や爆発などの危険を伴う工程があり、メーカー各社は生産性を確保しながら、作業者の安全確保や火災・爆発などの重篤な事故への対策を講ずる必要性があります。当社ではスイス製粉体輸送装置やイギリス製静電気対策アース監視システムをはじめとするヨーロッパの高い安全基準をクリアした化学品製造装置の販売を通じて国内医薬/化学品製造の安全対策に貢献しております。

患者さんのQOL向上の一助を担っています

近年QOL向上が求められるようになり、高齢者やお子さんなど飲み込む力が弱くても服用しやすい小さな錠剤や、苦くない薬、飲み込まなくても口の中で溶ける錠剤など、プラスαの機能を備えた医薬品へのニーズが高まっています。当社では原薬の苦味をマスキングするコーティング剤や、薬の崩壊速度をコントロールするなどの機能性を向上させる添加剤をはじめ、小さな錠剤(ミニタブレット)を製造するための打錠用杵臼、できあがった薬を試験するための各種試験機器など、国内外の医薬品添加剤および製剤・試験機器を販売しています。
また、医療従事者が誤って使用済み注射針を自身に刺してしまうことで血液感染を引き起こす『針刺し事故』が問題とされていますが、当社ではプレフィルドシリンジ*製剤用の針刺し事故防止対策として、薬液を投与し終わると自動的に針先にカバーがおりるフランス製のデバイスを販売しています。
医薬品原料、製剤用機器、分析機器、それに各種デバイスの販売を通じて患者さんのQOL向上のための医薬品開発と医療現場の安全性向上の一助を担っています。

*プレフィルドシリンジ・・・薬剤充填済みの注射器。注射剤は通常、専用の容器に入っており使用する際に容器から注射剤を吸い出して使用するが、PFSは既に充填されているため、すぐに使用できる。

安全な飲料を届けるために活躍しています

ペット(PET)ボトルは耐久性や携帯性に優れ、現在では清涼飲料の容器として欠かすことの出来ないものとなっています。一方で、プラスチックの消費や配送時の燃料消費・CO2排出など環境面での問題が近年指摘されていました。その問題をクリアするため飲料メーカー各社はアセプティック (無菌)充填という新製造方法を採用することにより、ペットボトルの薄型化・軽量化に成功しています。弊社ではこのアセプティック充填ラインの菌汚染を検査するための検査用培地を製造・販売しており、ペットボトル飲料の安全性を担保するために使用されています。環境に配慮され、菌汚染の無い安全な飲料を消費者に届けるための一助となっています。

ウィルス感染拡大防止に貢献する安全で衛生的な製品の普及に努めています

紫外線ランプはウイルス、細菌、カビ等の殺菌・除去の用途で利用されています。弊社が扱っている紫外線ランプは材質に石英を使用しております。ホウケイ酸硝子を使用している紫外線ランプに比較し、紫外線透過率が高く、寿命も長い為、産業用として多くの施設で利用されています。また、新型コロナウイルスの感染拡大以降一般家庭などの住環境でも需要が高まってきており、ウイルス感染拡大防止の一助として寄与しています。

豊かな自然環境の保全に繋がる商品を提供しています

環境に対する意識が高まっている現在、潤滑油に関しても環境保全型の商品が求められています。具体的には森林で使用されるチェーンソーオイルや海上で使用される重機用作動油は自然環境に漏洩する可能性があります。当社が取り扱う潤滑油の基油、添加剤は本来求められる優れた潤滑性や高い粘度指数はそのままに、高い生分解性能を誇る環境に配慮された製品です。自然の中でも安心して使用出来、環境保全に繋がる製品として活躍しています。

社会貢献活動 ~まずは私たちに「できること」から~

樋口商会で取り組んでいる様々な活動をご紹介します。

エコキャップ運動

樋口商会は、世界の子どもたちへ
ワクチンを届ける活動のお手伝いをしています。

エコ活動を推進している当社は、『認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会』様の主旨に賛同し、社会貢献活動の一環としてペットボトルのキャップ回収を実施しています。

ペットボトルのキャップを一般のゴミに混ぜてしまうと、焼却処分されCO2の発生源となってしまいます。ペットボトルのキャップを分別回収することにより再資源化を促進し、CO2の発生を抑制することで地球温暖化の進行を妨げます。また、キャップの売却益で途上国の子どもたちへワクチンを届けることが出来ます。

『私たちにも何か出来るはずだ』と、社員が率先して活動を始めました。
今では全社で取り組んでいます。

障がい者アート支援

絵画レンタルを通じて障がい者の自立を支援しています。

弊社では移転を機に新たに障がい者アーティストの作品をレンタルするサービス「Paralym Art」の導入を致しました。

作品をレンタルすることでレンタル費用の一部が直接アーティストの方の収入になり、経済的な自立の支援ができるという活動です。

弊社では少しでも障がい者の方の支援につながればと思い、オフィスのエントランスや応接室などに5つの絵を飾っております。また絵画の展示だけではなく、今年のカレンダーをParalym Artカレンダーにして、お客様にお配りしました。

救缶鳥プロジェクト参加

非常食を義援物資として届けることができる
「救缶鳥プロジェクト」に参加しています。

弊社では災害時に必要となる非常食の備蓄を検討していたところ、この「救缶鳥プロジェクト」を知りました。

救缶鳥プロジェクト」とは、(株)パン・アキモトが運営している社会貢献活動で、非常食を備えることで、世界の飢餓救済の活動に参加できるプロジェクトです。
このプロジェクトでは賞味期限3年間のパンの缶詰「救缶鳥」を購入し、初めの2年間は非常食として備蓄します。
残り1年の賞味期限の間に日本中から回収・輸送され、飢餓に苦しむ国々へ届けられるというしくみです。

弊社では、国際貢献もでき、災害時には社員の非常食にもなる「救缶鳥」に賛同し、プロジェクトへの参加をしています。

秋元様が直接ケニアに行かれた時のご様子